お葬式Q & A お通夜はやらなくてもいいの?

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近年は通夜を行わず、告別式のみ執り行う「一日葬」が増えつつあります。人々の生活スタイルの変化など、さまざまな要因から「通夜」「告別式」の形は変化しています。

「通夜は省略してもよいのでしょうか」というご質問をよくいただきます。さまざまなご事情や制約により、どうしても難しいという場合は通夜をやらないという選択ももちろんあります。一方で、「通夜」の本来の意味をご存じでない方も多くいらっしゃると思いますのでご紹介いたします。

故人のすぐ側で夜を通して最期の時間をゆっくりと過ごす時間をもつことができる最後の時間が「通夜」です。参列者の方々が故人について語り合いながら、仏様の教えを聞き、無事に成仏できるよう祈る、そんな大切な時間なのです。故人の死を悼み、悲しみ、故人がこの世から旅立ってしまったという事実を受け止める時間、また故人の死を共に悲しむ残されたもの同士のつながりを深める時間、このように大切な方の死を通して様々なご縁に感謝する機会なのです。

社会状況や地理的な問題、経済的負担などさまざまな事情により通夜を行うことが難しい現実もあるかと思います。ですが、故人との最期の時間、もう二度と戻らない時間を大切に、後悔のないよう営んでいただけたらと思います。

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