もうすぐお盆です

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爽やかな初夏を迎え 木々の緑も日増しに深くなってまいりました
皆様におかれましては 健やかにお過ごしのことと存じます

もうすぐお盆です お盆はご先祖様や故人の霊が極楽浄土から
家族のもとへ帰ってくる期間と言われています
お盆のとき用意するお提灯は ご先祖様や故人の霊が迷わず
帰ってこられるよう目印として飾ります
門前で焚く迎え火は ご先祖様や故人の霊をお迎えするためのもので
送り火は迷わずに極楽浄土へもどれるようにするためのものです
お提灯は 様々な材質・絵柄・デザインがあります
材質は天然木(欅・竹・黒檀・紫檀等)・プラスチックがあり
絵柄は手描きまたはプリントの二種類で いずれも菊・桔梗
・鉄線・藤・桜等美しい花々 故郷を思わせる山々と趣きのある絵柄に
仕上がり 季節感と明かりを灯した時の優雅な風情で人々の心に
やすらぎを与えてくれるのもです
置き提灯・吊り提灯・ミニ行灯・回転灯大小様々多彩に取り揃えております
是非 お早めにご準備いただきますようご来店心よりお待ち申し上げます


お盆について お問合せの多いご質問をQ&A方式で
いくつかとりあげたいと思います

【お盆Q&A】

 Q 盆提灯は一対飾るの?
 A 仏教の教えは「中道(ちゅうどう)」です
   様々な欲望に惑わされずに真直ぐに生きていくための
   教えです よって寺院もお仏壇も左右対称のデザイン
   になっており 仏具も一対置くことが基本です
   提灯も一対飾ることで明るく照らし ご先祖様がお浄土で
   道に迷うことがないでしょう

 Q 宗教や宗派によって提灯に違いはあるの?
 A 宗教によっての違いはありません 仏教でしたらどの提灯
   でもお使いになれます むしろ地域によって多少違う傾向が
   あります 但し浄土真宗では本来お盆の行事はありませんが
   お盆は宗旨を越えて日本の季節行事になっているため
   同じようにとり行われる場合があり 独自の切子灯籠も用意
   されています 神道の場合は白木の提灯を使用するそうです

 Q なぜ苧殻(おがら)を燃やすの?
 A 苧殻(おがら)は麻の皮をはいだ後に残る芯の部分で
   麻は古来より清浄な植物で 悪いものを寄せ付けないと
   考えられております また燃やすということも清浄な空間を作り
   出す行いです また天にのぼる煙が ご先祖様の道しるべに
   なるともいわれております