お彼岸も終わり、桜前線も日本列島を北上し、気持ちの良い季節となりました。
仏教からみる日本の年中行事の中でもお釈迦さまのお生まれになった4月8日は花まつりといわれます。正式には「降誕会(ごうたんえ)」または「灌仏会(かんぶつえ)」といい、キリスト教が12月25日のクリスマスにイエスキリストの誕生を祝うのと同じく、お釈迦さまの誕生を祝います。
花まつりの行事として有名なものが、お花で飾られたお堂と甘茶かけです。花まつりでは「お花」と「甘茶」を使ってお釈迦さまが誕生した瞬間に見立てているのです。全国の寺院ではこうした行事が行われており、だれでも参加できます。
クリスマスに比べるとあまり知られていない花まつりですが、今年の4月8日は土曜日ですし、ぜひ近くの寺院を訪れ、お釈迦さまの誕生を祝う行事に参加されてみてはいかがでしょうか。